老朽化した空き家を貸し出す方法は?
宅地建物取引士
老朽化した空き家を貸し出すには、2つのケースが考えられる。1つは所有者がリフォームするケースで、古い住宅は耐震面でも問題があるので、耐震診断をして基準値に満たない場合は耐震改修をする必要も出てくる。その場合、改修前よりも高い家賃での貸し出しが可能である。もう一つは借主が自由にリフォームすることを認めたうえで貸し出す方法がある。家賃は相場より安い設定になるが、所有者にとってはリフォーム費用を負担する必要がなく、借主にとっても安い家賃で借りられ、自分の好みで改修(DIY)できるというメリットがある。DIY実施箇所は退去の時に原状回復は免除することもできる。これをDIY型賃貸借という。一級建築士に家屋の状況を確認してもらうが、古民家なので耐震基準は満たしていないし、建物は大きいので耐震改修にはかなりの費用がかかる。それも踏まえてDIY型賃貸借で借主の募集をすることに決定した。
連携した専門家
一級建築士
投稿者
NPO法人住環境デザイン協会 事務局