“継ぐけど必要のない”空き家の実家
大学進学を機に実家を離れ、そのまま県外で就職・定住する。やがて親が高齢となり、実家が空き家になる――これは全国でよく見られるケースである。
国土交通省の調査では、「相続した子が遠方に住み、すでに持ち家がある」というケースは64%に上るとされている。
今回ご相談いただいたのも、中山間地域にある実家が、親の逝去後3年間空き家となっていた事例。所有者は遠方に住んでおり、管理を依頼していた地元業者を通じて、当協会へ売却の相談が寄せられた。
現地確認の結果、築60年の建物であったが、一級建築士による確認後、適切に管理されていたため活用可能と判断。また建物未登記の手続きのため土地家屋調査士・司法書士を紹介し、家財整理や敷地内のお墓の撤去も実施した。
その後、空き家バンクへ掲載し、約3か月で無事に売買が成立した。
今回の事例で特に重要だったのは、「空き家管理」の継続である。管理されない空き家は急速に傷み、最終的には高額な解体費用が必要になる場合もある。
所有者にとっては不要な空き家でも、購入希望者にとっては価値ある住まいかも知れない。
連携した専門家
土地家屋調査士 司法書士 一級建築士 宅地建物取引士 墓石業者 家財撤去業者
投稿者
NPO法人住環境デザイン協会事務局